統計コンサルの議事メモ

統計や機械学習の話題を中心に、思うがままに

MCMC

Stanを使って変数選択したい

背景 データ準備 ライブラリの読み込み シミュレーションデータの作成 フィッティング stan_glmによるフィッティング 結果の確認 追試 終わりに 背景 Stanを使ってモデリングをしている時に不満を感じる点として、変数選択が難しいということが挙げられます…

Ad-Stock効果を推定しつつ回帰を回したい⑤

背景 しつこいようですが、Marketing Mix Modeling(MMM)の話題です。 先日、こんな面白い論文を見つけました。 GoogleのResearcherによるMMMの論文(彼らはMedia Mix Modelingと呼んでいます)なのですが、ヒルの式を用いて広告のShape効果(Carveture効果…

階層ベイズと状態空間モデルで広告効果を推定したい

背景 これまでMarketing Mix Modeling(MMM)におけるAdStock効果の推定について色々と記事を書いてきましたが、その他にも試したいと思っているモデルがいくつかあります。その一つが階層ベイズモデルと状態空間モデルを同時に取り扱うものです。 例えば「…

WAICを計算してみる

ある統計モデルの予測精度を表す指標としてAIC(Akaike Information Criterion)というものがよく使われますが、stanを用いてモデリングした場合にはAICを計算することができません。しかし2009年に渡辺澄夫先生が発表したWAIC(Widely Applicable Informati…

Stanで疑似相関を見抜く

ベイズ統計をちゃんと勉強しようと思い、最近Statistical Rethinkingという本を読んでいます。Statistical Rethinking: A Bayesian Course with Examples in R and Stan (Chapman & Hall/CRC Texts in Statistical Science)作者: Richard McElreath出版社/メ…

Bayesian t-testを書いてみたい

IBM SPSS Statisticsにベイズ推論が実装されるらしい。news.mynavi.jpこれ以外にも最近は身の回りでやけにBayesian t-testに関する話題を耳にすることが多いので、t-検定をベイズ化することのどこにニーズがあるのかを考えていたのだけれど、どうやらA/B tes…

Ad-Stock効果を推定しつつ回帰を回したい③

Marketing Mix Modelingにおける広告の累積効果の推定について、以下の記事を書いた。ushi-goroshi.hatenablog.com ushi-goroshi.hatenablog.com本日はこの続きで、同じような条件で作成したデータに対してstanを用いたベイズ推定を実施したので、その内容を…